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悲しむ君が好き

>>アニメの百合偏向レビュー中心。そしてネタバレ上等。
>>苦手な方はご注意を。

舞-乙HiME-第24話「あなたのために…。」

更新時間は詐称してますが、ホントは日付変わって現在1時10分。とうとうギリギリ更新になってしまいました(滝汗) 25・26話の感想はできるだけ早めにしたい……と思います(←弱気)

24話は、サラとマーヤの初登場に加え、ロザリーとラウラの初セリフがあったりと、ここにきてようやっとオトメの頂点「マイスター・オトメ」たちの存在が際立ってきました。てかホント出し惜しみしすぎですよ、サンライズさん(笑) サラとロザリーのキャラ立ちを見るにつけても、残り3話だけなんてもったいなさ過ぎるorz というわけで、2期で出番の少なかったキャラはぜひ3期(あるとしたら)で活用してほしいところ。今度はメガネっこ大国・エアリーズメンツを中心にお願いします(ぉーぃ)

とりあえず今晩は、2話連続OAの最終回祭りを楽しみましょー!ヽ(・∀・)ノ




*****
ネタバレ上等!

あらすじ。
ヴィントの風華宮。自室にいたニナはクローゼットのコーラル制服を見て、学園入学時のセルゲイとの会話を思い出す。その後の御前会議では、ハルモニウムによる威嚇攻撃に屈したフロリンスとレムスがアルタイと同盟締結、残った連合国側との戦争にそなえ、それぞれ艦隊とオトメを引き連れヴィント入りしたことが報告される。学園霊廟。母校を訪れた両国のオトメ・ロザリーとラウラが、マリア・ユカリコとの再会を果たしていたところに、ワルキューレを連れたニナが現れ、指揮官として2人を作戦会議へ招く。そこでニナはマリアから、エルスの遺品に見つかった自分宛の手紙を渡される。
一方、同じころのカルデアでは、皇帝ほか選帝侯家全滅によって後継者選びが難航。モーテルにいたカズが兵士達によって連れ去られた後、残されたアカネの前に五柱・マーヤが現れる。エアリーズでは、ハルカが破壊された基地修復に自ら奔走。その後、ヴィント奪還に向けて準備をしていたものの、艦隊の主力「スズシロ」の艤装に必要なレムスからの資材が滞り、ユキノたちは頭を悩ませていた。そこへ東方諸国で任務についていた五柱・サラがジパングからの「プレゼント」をたずさえて現れる。ヴィント市内のとある地下室では、ナツキ指揮のもと、ナオとその手下、サコミズやヤマダが集まり、学園奪還計画を進めていた。そして学園に潜入していたイリーナが、シズルに計画を知らせる手紙を渡せたこと、研究所での準備に成功したことを報告。エアリーズから艦隊出航の連絡も入る。アスワドの村では、ミドリたちがカルデア襲撃から戻っていた。しかしルーメンは死亡、ラドも重傷を負い死をも覚悟していた。そのラドの言葉を制してヨウコが現れる。
その後、夜の風華宮。自室でエルスの手紙を読むニナ。そこにはシュヴァルツの使命に殉じる直前のエルスの想い、親友・ニナとアリカへの謝罪と感謝、が綴られていた。その想いに号泣し取り乱したニナを偶然現れたセルゲイが慰める。しばらくの後、セルゲイは自ら盾になってでもニナをハルモニウム起動の責務から解放すると提案するが、ニナもそしてセルゲイ自身も無理なことを悟っていた。「一番大切な人が苦しんでいるのに……」と歯噛みするセルゲイに対し、裸身をさらし「なら私からオトメの資格を奪ってください」と言うニナ。一度は拒絶したセルゲイだったが、涙するニナの真剣な想いに気づき、その想いと体を受け止める。その後眠りにつくニナを部屋に残し、ハルモニウムの前に立つセルゲイ。銃口を向けたところでスミスが現れ相撃ちになるも、セルゲイの弾がスミスを倒す。しかし直後、潜んでいたナギに頭部を撃たれたセルゲイは崩れ落ちる。そして知らせを受けて現れたニナに対し、ナギはスミスとの相撃ちによる負傷と嘘をつき、またハルモニウムの力がセルゲイの命をつなぎとめる可能性があることをほのめかす。瀕死のセルゲイを前にした絶望の中でその言葉に救いを求めたニナはハルモニウムを起動させる。
ナギの示した「最終回答期限」当日。ヴィント国境付近の砂漠では、アルタイ同盟のオトメたちと艦隊が迎撃体制を整えていた。同じころレジスタンス本部の地下室で、ナツキが「ガルデローベ及びヴィント市解放作戦を開始する」の号令を発する。その知らせを受けたスズシロ内には、ハルカ、アインとロムルスのオトメ・カーラがいた。そして艦隊指揮官・ハルカの指示で宣戦布告の信号弾が打ち上げられ、砂中で潜行していたスズシロが前線地上に浮上。連合国側の攻撃が始まる。同じころの「黒い谷」では、作戦参加のため旅立ちを決意するアリカとマシロがいた。

今回はとりたたて考察する点も見当たらない……と思ったが、両陣営のまとめだけ。
 アルタイ同盟→アルタイ(ワルキューレ・シュヴァルツ含む)、フロリンス、ルーテシア・レムス
 ヴィント連合→ヴィント、ガルデローベ(五柱含む)、エアリーズ、アンナン、ルーテシア・ロムルス、ジパング(?)
皇帝不在のカルデアは、選帝侯家嫡子のカズが皇帝になってアカネと契約、連合国側へとなりそう。しかしホントは「全滅」のはずが、モーテルにしけこんでいて命拾いしたカズクンが次期皇帝ってのも(汗) アスワドはマシロとの仮条約に加え、ヨウコとミドリたちの和解によって連合国側ってのも確実そう。ジパングは今回エアリーズにあてた支援物資のみで終わるんだろうか。あとはマイ・ミコトが表世界に出てくるのか、戦うのかってあたりも気になるところ。とりあえず25話と26話Aパート半ばくらいまでは使って、オトメのバトルを描ききってほしいものだ。

さて感想。Aパート冒頭、フロリンス王とロザリーのヴィント入りを見守るナツキが、クラシックアレンジされた装いながら、バイクに乗っているのににやり。よく言えば渋好み、悪く言えばオヤジ趣味っぽいナツキの性格も出ている気が(笑) 
そしてやっと登場の五柱・マーヤとサラ。セリフなしのマーヤは次回での動向を待つとして、とりあえずサラである。メガネっこで登場に大喜びしたワタシ(ノ∀`) 服の腹部にある「A」のマークがエアリーズの意なのかは不明だが、ハルカとの訳知りげなやりとりからすると、サラもエアリーズ出身と予想してみたり。そして言い間違えしたハルカに接近し指をつかってねっちり訂正した後、「あ、まぁいいでしょう」と言い捨てるセリフといい、身を引く時の手の動きといい、もうサイコー(・∀・) 直後見せた満面の笑みもあわせて萌えである。またメガネと帽子を含めた衣装全体と、後ろだけ伸ばした髪型から、いかにもスノッブな性格が表れているようで気に入ったし、そんな内面をさらっと演じた沢城さんの声もぴったり。こんな隠し玉を24話でだしてくるとは、サンライズさんもたいがいなイケズである(笑) 
霊廟での再会シーン、実はラウラとユカリコの中の人は同じ。同一シーンで二役ってのはこの作品初と思われるが、別録りだったんだろうか。ともあれ、ガルさまも含め三役こなした中の人は相変わらずウマイ。加えて甘えた声+シナでぶりっ子キャラをアピールするロザリーと、その頬をびよーんと伸ばしつつクールにつっこむラウラの漫才も楽しい。しかしここで言及されるまで逃亡中のシホのことすっかり忘れてたよ(汗) GEM持ち逃げってあたりがシホらしいが、最終話で全部片付いた後でふらっと現れそうではある。その後2人きりになったとたん、同盟側オトメのトップに立つニナを妬んだトモエがグチグチ言い出す流れがナイス。賞賛に値する素晴らしいビッチぶりである。もうね、トモエには思いっきり悪役として散ってほしいね(ぉぃ) それ以外でも、直前でのラウラとここでのトモエの言葉が、エルスの手紙の前に、ボディ・ブローのようにニナの心を揺さぶっていくという演出も利いている。「わかりたくなんかないわね。いろいろ理屈をこねても、結局嫉妬にかられて友達2人を殺してる人の言葉なんて」というセリフは、ニナの矛盾を端的に言い当てているし。あ、アリカは生きてるんだけど(汗) その後シズルに腫れた頬を見せ「私はなにもしてないのに」と平気で嘘をつくあっぱれなトモエ(笑) 一方その頬に口づけた後、「もうええんどす。うちにはあんたがいますさかいに」と慰めるシズル。すっかりトモエにほだされたかに見えて、実はその視線の先にナツキたちの計画を知らせる手紙が。うーん、やっぱりシズルさんは何枚も上手。トモエのお株を奪うあっぱれぶりに一安心(謎) 
両陣営の動きが速さを増していく中、ミユは一人砂漠の火山にいて、溶岩の中からシアーズ印(?)のブツを引き上げているのだが、これはバトル終結時に発揮されそうな予感。またそこでの回想シーンから、アリカとは別にどこかの街で平穏に暮らすもう一人のアリッサの血を継ぐ者がいたのにびっくり。この子の方がアリッサに似ているというかそっくりなので、あと2話の中に絡んでくるのかもと思ったり。

そしてBパートに移って今回メインのセルゲイ&ニナ……なんだが、1期の楯&舞衣と同様スルーしたい(こら) 後者に比するとニナたちの方がだいぶマシなんだが、どうしても「寄り道しないで、最初からそうしてればよかったのに……」という感じがしてしまうのである。また、苦悩してきたニナの想いが報われ結ばれたことは良かったと思うものの、オトメの資格を奪ったのがハルモニウム起動に関しては意味がないってあたりに脱力(´-`) ぶっちゃけ、養女かつ15歳の相手とイタしたというある種のタブーが、セルゲイの死亡フラグ立ての機能を果たしたという風にしか見えてこない(汗) つまり、それくらい2人の想いがワタシの心には響いてこなかったということでもある。この後ニナが「あなたのために……」と世界を敵に回す覚悟をした部分も含め、そこへと導く「意図」ばかりが目立って見えてどうにも共感できなかった。メインキャストかつ敵役のキャラを魅力的かつ共感できるものとして描くのはなかなか難しいことなんだろうが、もう少し踏ん張ってほしかったなーと思いましたです。はい(汗) 
そんなワタシも終盤で作戦開始前後のハルカチャオンステージによって浮上(笑) どう見ても本部指揮・ナツキよりもかっこいいし、活躍してるよ(ノ∀`) 前半サラにやり込められてタジタジ顔と、ここでの意気揚々とした姿という対照的な描写もあり、今回はハルカの魅力が十分に描かれていて満足。さすが新キャラを食う気マンマンだっただけはある(違) それはそうと、もしかしてエアリーズ国民ってハルカ以外みんなメガネなのかしら。スズシロ管制室の乗員もみんなメガネだったし。ああ、なんて素晴らしいのかしら(*´Д`)(←ばか) 
というわけで、今回のメインはハルカでした。だって予告後提供のカットになってたもん!(笑)

最後に、めまぐるしいほどにシーンを切り替え、両陣営の各所での出来事を描いていた今回にあって、非常に短いながらも強烈な印象を残したシーンが一つあった。Bパート開始直後、風華宮の一室でチエがアオイを見舞うシーン。ベッド横に膝をつきアオイの寝顔を見るチエの横顔。アオイを想うチエの心情が伝わってくる表情がいい。「切なげな」としか言い表わせないのがもどかしいのだが、言葉できないなにか、解釈などとは別次元にあって直接観ている者の心に入り込み感情を紡ぎだす、そんな絵画的な感動を持った1カットである。アオイ投身時の表情と並び、この作品の絵的描写の秀逸さを示すシーンと言える。そんないい絵をもらった2人なので、ぜひとも幸せな結末を迎えてほしいところである。

次回予告。ハルカ、ラウラ、チエ、あたりは連合国vs同盟でよしとして、最初ヒールが映ったオトメが誰なのか、またスレイブに乗って舞い降りるアスワド衆がどんな成り行きで参戦するのかは気になるところ。ミユが繰り出すであろう「最終兵器」も見モノではある。そんな中、ベットでおしゃぶりくわえて寝てるトモエとその手前で妖しげに微笑むシズル。いったいなにをやったんですか、シズルさんは(汗) その後学園霊廟が攻撃されてるんだが、中身は無事だろう。あ、でもそれでフミさんが覚醒するってのもありうるか(ないない・笑) 
ふぅー。ともあれ、最終回はあまり考えず楽しみたいなーと今は思っていたり。
漫才はアリカ・マシロ・マイ・ミコト。にゃーんこしぇんしぇーーー!(謎)
by E_t_F | 2006-03-30 23:59 | 舞-乙HiME | Comments(0)



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